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適度なこだわりのコーヒーと写真の話し


by SZY
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山村国夫さんのこと

山村国夫さんのこと_b0144799_7252372.jpg
山村国夫さんのこと_b0144799_7253568.jpg写真展案内が届いた。A4サイズ見開き8頁の近年見た事のない立派な装丁。関西では珍しい写真学校を併設する「ギャラリーDOT」からでした。ギャラリーが開設されてから30年記念展とのこと。10月8日から12月22日までの4人の作家によるロングランです。ここで私の眼を引いたのはオープニング展示の写真家 山村国夫氏のことです。氏の写真家としての魅力はもとより、今では少なくなったプリンターとしての素晴らしさにひかれ、一昨年ごろよりお話しするようになりました。写真作業は全てご自身がおやりになっており、その印画紙作品を直接製本されている氏は紛れも無く本当のオリジナルプリント製作者でした。特に素晴らしかったのはモノクローム写真で、2枚の写真を一枚の印画紙に焼きつけられて展示されていたこと。もう完成し尽くされたような暗室テクニックとその作品に驚きと大きな感銘を受けました。作品展の毎に案内をいただき、お茶をいただきながら楽しいお話しを聞かせていただいておりました。氏はその後かねてより告白されておりました病が悪化し、逝ってしまわれました。そろそろ一周忌となる時期を向かえ、活動の中心だったこのDOTの記念すべき写真展の巻頭を飾られるとのこと。Nクラブの伊奈信夫特別賞を受賞され、私の手元にある同賞の記念座談会風景に写っている氏の記録写真集を感慨深げに拝見しております。昨年秋の氏の作品展の時には会場にはおられず、入院中でした。その病床からいただいたお葉書もまだ新しい記憶です。
Commented by taka at 2010-10-05 21:39 x
山村さんと交流を持たれたのは、貴重ですね。
すばらしい、写真家であり、プリンターだったのでしょうね。
京都のDOTって、よくモノクロ好きの方からお聞きする名前ですね。
先日、一坪展で一緒だった方がDOTで個展をやられたそうですが、批評が厳しくて、いい勉強になりましたとのこと。
一度、死ぬまでに一度、DOTで個展やりたいものです。
Commented by SIZUO at 2010-10-06 02:57 x
お晩です。DOT、ここでは写真の基礎から学
べる講座を開講しているようです。場所が下賀茂
で不便なので、なかなか行けませんが通信制も
やってるようです。
このところ我家のお座敷は暗室に変ってます。
(展示会まで)
by sizuo1966 | 2010-10-05 08:09 | Comments(2)