珈琲と写真の日々-67
2018年 07月 18日
まつりの最初のやまばである前祭り山鉾の巡行と主祭り神社の主の巡幸がありました。祭りは我々人々の無事息災を祈っての行動です。世界の人たちが見守るなか、巡行は静かに巡幸はにぎやに38℃の暑い空気とともに流れ、胸が熱くなる思いでした。
その前日に立命館大学平和ミュージアムへ小学生の子を連れて行ってきました。目的は林典子氏の写真展でタイトルが「ヤズディの祈り」とありました。イラク西部の小さな集落が襲われて約5千人が死亡、約6千人が性奴隷となった事件の後を取材されたスチル写真の展示でした。今から4年ほど前の出来事であるにかかわらず知りませんでした。これら写真見た同行の子も別段悲しむ風でもなくあまり感じなかったようです。どんな事件がここであったのか伝えきれてないのですね。
先月には東京ニコンサロンで松尾純氏の写真展を見てきました。タイトルが「クウゼ・クシュ」とあり、モンゴル西部に住む人々の生活の紹介で我々と変わらぬしごく普通の毎日を見せてくれました。ただところ変われば生き方が変わる程度のものでした。
ここで思ったのは、危険なところや自然環境厳しいところで撮ってきても、見る方に与える感動が薄いのでは折角の苦労も報いられない。遠くへ行かなくても身近にもっと複雑で怪奇?なことがいっぱいあるのに、追及する写真展が少ないことが残念です。
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by sizuo1966
| 2018-07-18 06:17
| 祭り
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